● 溶射
Posted on 2015.07.12
機械加工をされる工場などでお困りごとの一つが
作業機械付近の通路や階段の転倒です。
機械をお使いになられると必ず潤滑油など機械油が飛散し、とても滑りやすくなります。
そのような雰囲気では塗装板や縞鋼板でのすべり止め効果はほとんどありません。
すべり止めテープは有効なのですが、効果が薄くなった時、テープの張り替えに少し問題があります。
お客様からそのようなお問い合わせをいただきました。
弊社では油分の飛散する作業場のすべり止めには溶射加工をおすすめしております。
アーク溶射で安価で非常に硬度の高い材料(13Cr 等)を施工します。
おすすめする理由は。。。
①耐摩耗性のある金属を溶射するので、長期間すべり止め効果が持続します。
②溶射特有の性質である「多孔質」のため油分が溶射皮膜に染み込み、表面に溜まりにくい。
③金属なので有機溶剤などによる洗浄が可能。
④運搬さえできれば再溶射がすぐにできる。
⑤溶射皮膜の凹凸により高いグリップ力を発揮。
特に②は溶射皮膜しか持っていない性質で、とても有効です。
ただし、油分があまりにも多量な場合は効果が薄い場合があります。
この溶射皮膜はあまり耐食性はありません。雨などにあたると若干錆がでます。
社内の安全をお考えの企業様
いつでもご相談ください。テスト施工も可能です。
タグ一覧