短パルスレーザ光を対象ワークに照射することにより、蒸発及び衝撃が起こり、プラズマの発生と同時に表面の物質(塗膜やサビ)が爆発的に放出される。
レーザエネルギーの吸収が少ない為、素材表面には熱影響や歪が出にくく損傷が付きにくいという特徴があります。
01 無機ジンク×100w
【 テストピース:150x75/t=3.2 】
テストピースにグリッドブラスト後、無機ジンクをエアレスで吹き付け塗装。ガムテープでマスキングし、出力100wのパルスレーザーを照射しています。結果、無機ジンクはすべてきれいに剥離できています。
02 サビ×100w
【 テストピース:150x75/t=3.2 】
テストピースにグリッドブラスト後、屋外暴露でサビを生成。その後、ガムテープでマスキングし、出力100wのパルスレーザーを照射。結果、サビはすべてきれいに剥離できています。
03 ウオッシュx100w
【 テストピース:150x75/t=3.2 】
テストピースにグリッドブラスト後、ウォッシュプライマーを塗布。その後、ガムテープでマスキングし、出力100wのパルスレーザーを照射。結果、ウォッシュはすべてきれいに剥離できています。
04 亜鉛アルミ溶射x100w
【 テストピース:150x75/t=3.2 】
テストピースにグリッドブラスト後、亜鉛アルミを溶射。その後、ガムテープでマスキングし、出力100wのパルスレーザーを照射。亜鉛は剥離できますが、アルミは取り切れませんでした。その理由は、アルミはレーザー光を反射します。その結果アブレーションが発生せず昇華させられないため、いくらレーザーを照射しても剥離はできませんでした。
05 ボルト頭
【 テストピース:150x75/t=3.2 】
トルシア形(右端)と六角(真ん中、左端)のボルト頭に出力100wのパルスレーザーを照射。黒皮、油分の除去を行いました。
結果は黒皮、油分の剥離ができました。※目視での判別です。
より詳細な結果については当社レーザー事業部までお問い合わせください。
テストピース鋭意制作中です。