● レーザ表面処理
Posted on 2021.03.03
こんにちは、新免鉄工所レーザー事業部の平永です。
今回の事例は、神社の建物にある【釘隠し盤】というものでした
なんか見たことあるような模様と思ったら、徳川家の家紋でした写真から見てもちょっとサビがきついかなと思いましたが
お客さんと内容を詰め、進めていくことになりました。
詳しくはお聞きしなかったのですが、境内の改修工事がありこの釘隠し盤もきれいにするそうです、先ずはレーザーでどこまでできるか
わかりませんがトライしていきました。
やはりレーザークリーニングというのは素地表面にダメージが最小になるような設定がされており
出力も低出力機ということもあり時間がかかってしまいました・・・
結果レーザーでは満足できる仕上がりになりませんでした、初めにお客様とはお話しその中で了解はいただいていましたので弊社は表面処理のプロですレーザーで出来るものなら、簡単で早くできるのですが今回はレーザーでは厳しいのでアルミナブラストに切り替えました。
写真でご覧いただけるかと思いますが、レーザーでもあと少しという所までは仕上がってると思うのですが黒い点々がぽつぽつ残っています
サビでミルフィーユ状にはなっていませんが、金属素地内部までサビがありレーザークリーニングでは素地表面を削ることはできませんので
点々となって残ってしまいます、アルミナブラストではきれいに取れていますね模様もクッキリと残っています。
お客さんにはご満足いただけたと思います。
レーザー事業部の人間としては何とかレーザーで仕上げたいと思っていますが、新免鉄工所としては表面処理のプロです。
レーザーで出来るものはレーザーだめならブラストと互いの利点を考えながらご提案していきます。
YouTubeで【 新免鉄工所レーザー事業部 】と検索していただくと今回の動画もアップしておりますので、よろしければご視聴お願いいたします。
これ出来るかな?ちょっとテストしてみたい! というものがありましたら
是非お問い合わせよろしくお願いいたします。
新免鉄工所レーザ事業部の平永です。
私は薄板のレーザ溶接・抵抗溶接の経験20年以上、いろんな量産案件・開発案件に携わってきました。現在は、溶接に加えて"表面処理"でのレーザの可能性を探りテストを行っています。
また、お客様対応として『溶接後の溶接焼けを取りたい』『金型のサビを落としたい』出張施工として『設備のメンテでサビ、油汚れ、ペンキの剥離をしたい』などなど、他にも『これ出来るかな?』と思ったらお気軽にご相談ください。
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