● 溶射
Posted on 2021.10.11
今回は100年防食を実現する方法として
溶射を紹介します。
溶射とは防食、つまり
錆びさせないための
手段のひとつです。
溶射は他の手段と比較し
長期的なメンテナンスコストの削減
に優れています。
以下に詳細を説明するのでご覧ください。
<10年以上の防食には溶射>
防食の手段は主なものとして
溶射のほかに防食塗装
などが挙げられます。
溶射と防食塗装の大きな違いは
効果の維持できる期間。
塗装の場合は5年〜25年単位で
塗り替えが必要なのに対し、
溶射は環境にもよりますが
防食効果を100年維持することも
可能です。
<金属を吹き付けることで防食効果を高める>
溶射とは
アルミニウム
亜鉛
亜鉛アルミ合金
アルミマグネシウム合金
などの金属を溶融して
吹き付ける防食方法です。
母材に伝わる熱は70℃くらい、
熱影響はほぼありません。
溶射の特徴は、
塗装のように塗ってから乾くまで
待つ必要がない点。
溶射後はすぐに出荷も可能です。
また沿岸部や降水量の多いところetc.
使用される場所に
適した金属を用いることで
防食効果も高まります。
金属を使うことで
犠牲防食が働き、
腐食環境にさらされても
先に溶射された金属が母材を保護し
母材の腐食を最小限に
抑えることができます。
防食溶射の一端をご覧ください。
以下の写真は約10年ほど
屋外に放置されている鉄板です。
真ん中の白くなっているところは、
10年前にテスト施工した溶射被膜です。
それ以外の鉄素地は
見事に錆びてしまっていますが、
溶射施工したところは全く問題ありません。
防食溶射は確実に鉄を保護します。
当社は今年2021年、
創業105年を迎えました
そのうちの70年以上にわたり、
溶射を手掛けてまいりました。
主に高速道路の橋梁や
パラボラアンテナなどの
大型構造物を中心とした防食溶射に強く、
橋梁だけでも20年間で
44万平米の施工実績があります。
金属溶射をはじめ
その前工程の
素地調整(ブラスト処理)、
レーザークリーニング、
後工程の防食塗装も含め
当社にてワンストップで
対応いたします。
金属の錆びにお困りでしたら、
お気軽にお問い合わせ下さい!
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