問題解決実績 [CASE STUDY]

ブラスト処理の比較:研磨材とレーザー、どちらを選ぶべきか?

レーザ表面処理

防食処理や塗膜剥離において重要な工程に素地調整があります。不必要なサビや旧塗膜を剥離し溶射や塗装の性能を十分発揮するために素地調整を行なう方法としてグリットブラストやアルミナブラストが長年の実績を持つ一方、近年ではレーザーによる剥離も注目を集めています。では、どちらの方法を選ぶべきなのか?当社ではレーザーの専任者を置き素地調整におけるレーザー活用の研究開発を進めてい参りました。

そこで本記事では、研磨材を用いたブラスト処理とレーザーによる剥離の特長を比較し、レーザーがもたらすメリットを詳しく解説します。

ブラスト処理の特徴と課題

ブラスト処理は、高圧エアを使って研磨材(グリットやアルミナ)を吹き付け、塗膜や錆を除去する方法です。以下のような特長があります。

ブラスト処理のメリット

  • 高い除去能力:頑固な錆や旧塗膜を短時間で剥離可能。
  • 表面粗さの調整が可能:防食塗装の密着性向上に寄与。
  • 広範囲の作業に適応:大型鋼構造物や橋梁などに広く採用。

ブラスト処理のデメリット

  • 粉塵の発生:作業環境の管理が必要。
  • 大量の研磨材が必要:処理後の回収・廃棄が課題。
  • 狭隘部や複雑な形状には不向き:細かい部分への適用が難しい。

レーザー剥離の特徴とメリット

レーザー剥離は、高出力のレーザーを照射し、塗膜や錆を蒸発・気化させて除去する技術です。環境負荷が少なく、精密な作業が可能であることから、近年注目されています。

レーザー剥離のメリット

  1. 粉塵が発生しない
    レーザーは塗膜や錆を気化させるため、粉塵が飛散せず作業環境が清潔に保たれます。

  2. 研磨材が不要
    研磨材を使用しないため、廃棄物処理の負担が軽減されます。ブラスト処理と比べてコスト削減や環境負荷低減につながります。

  3. 精密な作業が可能
    狭隘部や複雑な形状でも正確に剥離可能。部分補修にも最適です。

  4. 母材を傷めにくい
    ブラスト処理では母材の表面が粗くなることがありますが、レーザーは非接触処理のため、表面をほとんど傷つけません。

  5. 養生が不要
    周囲に研磨材が飛散しないため、広範囲に養生する必要がなく、作業効率が向上します。

レーザー剥離のデメリット

  • 初期設備投資が高い:レーザー装置の導入コストがブラストより高め。
  • 大面積の処理には時間がかかる:広範囲の剥離には時間がかかるため、大型構造物にはブラストの方が適している場合も。

結局どちらを選ぶべきか?

結論として、用途に応じた適材適所の使い分けが重要です。

  • 広範囲・大量の剥離ブラスト処理
  • 精密な作業・部分補修・環境負荷の低減レーザー剥離
  • 狭隘部やデリケートな部品の処理レーザー剥離

特に、粉塵を抑えたい現場や、母材を傷めたくない場合にはレーザーが圧倒的に有利です。

まとめ

ブラスト処理とレーザー剥離にはそれぞれメリット・デメリットがあります。ブラストが優れている点も多いですが、レーザー剥離は環境負荷の低減、母材の保護、作業効率の向上といった面で大きなメリットを持っています。

もし、「どちらの方法が最適なのか?」とお悩みでしたら、ぜひ当社までご相談ください。現場の状況に合わせた最適な防食処理をご提案いたします。

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